ホテルについて、少し温泉街を散策。
くさぷーが、コロナ禍やで経済回すと言ってふらっと入ったお店で、あきぱんにピアス買ってくれた。
ガラス玉がきれい。
プレゼントされたのが嬉しくてニコニコしてたら、くさぷーもニコニコしてる。
温泉街の名物の青めのうの原石は水量が多くて、触る事が出来ず…。
私達が来る前までこの地域は線状降水帯にて長雨だったんだ。
橋の上から眺めるだけ。
今回の宿は貸切露天風呂のサービスがついてるので、一緒にお風呂に入る。
『お背中お流ししますよー♪』
いっぱい歩いて汗かいたから、気持ち良かった。
湯船に浸かり景色観ながら、『最高だねー。幸せだねー。贅沢だねー。また仕事頑張ろう。』
そればっかり言うてる。
でもそれが彼の仕事頑張る源になってるんだね。
私も大変だけど頑張ろ。
『あきぱんと旅行行きたいから、また仕事頑張るから、次決めておいてね』
「うん。また一緒にね」
夕飯は、やっぱり地酒を楽しむ。
これ以外にもいろいろ頼んで、めちゃ呑んだ(笑)
くさぷーはあきぱんが、お酒大好きで、酔うと陽気になるのが楽しくて、たくさん飲ませてくれる。
お酒の話題は、仕事の話が多い。
部屋に戻って、くさぷーに将来的な事をどう考えてるのかお酒の勢いで聞いてみた。
「私達もう5年も付き合ってるね。
今年占い師さんが言ったように、私2年前くらいまですごくあなたと結婚したかった。ちょうど北上から横浜戻る当たりが1番そう思ってた。だけど負担になりたくないし、2回も結婚してるから、やっぱりそこは慎重になるのもわかるし。
あきぱんはくさぷーのそばにいたいんだよ。それは今でも変わらない。仕事辞めてついて来いって言ったらそのつもりもあるけど、私は結婚出来ないと老後の不安もあるし、キャリアを失うし、まだくさぷーのお子さん小さいから、そんな事も言えないのも理解してるよ。だけど、私は老後はあなたと過ごしていきたいけど、その辺どう思ってる?」
『僕もね、あきぱんとずっと楽しくやっていきたい。だけど、養育費もあるし、仕事は転々とするからさ。あきぱんの家庭の問題もあるからね。でも将来的には一緒になれたら嬉しいけど…あきぱん素敵だから、ほかの男が声かけてくると思うんだよね。僕は自分に自信がないから、何で僕なんだろって不思議なんだよね。』
「そんなことないよ。くさぷー素敵だよ。離れてるからさ、心配だよ。だから私ね、いつもお詣りする時何お願いしてると思う?どこに行っても同じ事なんだよ。
“くさぷーの隣にずっと楽しく一緒にいられますように”って、お願いしてるの。それくらい不安なんだよ。」
『そんなお願いしたらもったいないよ。他の事お願いしなよ。そんな心配しなくても僕ずっと一緒にいるよ。あきぱんの気持ちが離れない限りね。
僕の事が好きって言ってくれる人を大切にするし、お金も愛も使う。だから、そんな心配しなくてもいいんだよ。今あきぱんがそう言ってくれるからね。僕の事が良いって言ってくれるの先にも後にもあきぱんしかいないんだよ』
『僕、こないだ一緒にお風呂入って出た時さ、オナラ出たら少しお漏らししたじゃない?あきぱんに見られてさ。“あ、やべぇ嫌われたな。コレは終わった”と思った時、あきぱん何も言わずにサッと処理して片付けてくれてそのあと責めたりしなかったの見て、この人すごいなぁって思ってね。逆に僕がだらしないから、いつか捨てられるって思ってるんだよ。』
「そんなので嫌いにならないよ。私は仕事で汚れに慣れてるってこともあるかもしれないけど、裏切られたわけじゃないもん。漏らしたくらいどうって事ないよ。それこそそんな心配しなくて大丈夫だよ。私は裏切られる事が1番怖い。」
『大丈夫だよ。もうそんな心配しなくていいよ。僕いるから。もっと頼って。あきぱん今まですごく頑張ったよ。
あんな事あってもちゃんと、大学とか行かせて就職させて成人させたじゃない。立派だよ。
だからもうあきぱんは俺といればいいんだよ。』( T_T)\(^-^ )
そう繰り返し言うくさぷー。
酔ってるせいもあって、私は泣いた。
くさぷーはずっと頭を優しく撫でて
『俺は何も取り柄がないけど、あきぱんとずっと一緒にいるからね。大丈夫だよ。』
知らない間に2人とも寝ちゃった…。