あきぱんの空まわりな毎日

こんにちは。あきぱんです。バツ2レベル46の魔法使いのつぶやきです。

初めての人③

彼はとにかくカッコよかった。

スタイルも良くて、力持ちで痩せてるのにマッチョで賢くて、何でも直ぐにできて、金城武似であきぱんにはもったいないくらいいい男だった。

 

お正月に彼の両親にご飯一緒に食べようと呼ばれた。

よそのうちの正月を初めて体験した。

 

私も彼を自分の親にも紹介した。

順調に交際していたと思う。

 

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その後、あきぱんは生理が来なくて、彼の家で妊娠検査薬で一緒に調べた。

妊娠してた。

私は、好きな人の子供が出来て嬉しかったが、病院に行くと、お腹の中で亡くなっている状態だったので、すぐ手術しないといけない状態だった。

 

うちの父にこの事は向こうの両親には黙っていなさいと言われ、妊娠した事も言わずこっそりと手術を受けた

日帰りで手術だった。

2、3日仕事は休んだ。

 

父に『次妊娠したら今度こそ産むように』と言われた。

今回は流産してしまったが、私も次はちゃんと産みたいと思った。

 

このあとから1年後また私は妊娠した。

ちょうど安室奈美恵がcan you celebrity?を歌ってたころだ。

 

彼に妊娠したんだ。これからどうする?と伝えた。

彼は何も言わなかった。

 

私は産みたいと言った。1人でも育てたい。

あなたはどうするの?と。

 

責任を取って欲しいとかそういう気持ちはなくて、ただ好きな人の子供を産みたいだけだった。父が子供は宝だから1人で育てるなら、こちらも協力するから、中絶だけは辞めてくれと言ったからだ。

 

だから、彼がそれをキッカケに別れる事になってもいいと思っていた。それくらいの決意があった。

 

彼は一緒に育てると言った。

でも肝心な事を彼は両親に伝えていなかった。

 

ずっと言えなかったみたい。

 

あきぱんが妊娠したこと。

あきぱんと一緒になる事。

実家を出る事。

 

今考えると、この彼をこの時に辞めておけば良かったのかも知れない。でも、それだとぐーぱんとは親子になってないわけだからね。

 

彼はお金がないと言い、引っ越し費用が出なくて、全て私が全ての貯金を切り崩して車も売って家具家電を購入し、アパートのお金も出した。

 

彼は親に黙って、とうとう引っ越しの日を迎える。

 

私は、父や弟に手伝ってもらい荷物を新居に運んだ。

 

彼は何もかも1人で運んだ。

しかし、向こうのお父さんにバレた。

そりゃ当たり前だ。

 

向こうのお父さんに来るように言われて、私と一緒にいく。

 

その時、彼は全く親に話してない事を初めて知る。

 

そして、私は怒られた。

「うちに泊まって、何回もセックスしてたらそりゃ出来るだろ。それに妊娠したの二回目なんだってな!その時はおろしたんだろ!何で今回もおろさない!」

それにしても酷くないですかね?

元々は彼が両親に言ってないのが悪い!

 

最初が間違えていた。

私が話をすべきだったかもしれない。それにしても何故知ってる?

 

後でわかったのだが、私が行った病院に居酒屋の常連さんの奥さんがお勤めで、どうも話したらしい。今の時代ならそれアウトで、訴えられますが、時代ですかね?

 

1度目は流産してしまったことは伝えました。

私は中絶したわけではないんだから。

 

私は、息子をたぶらかして横取りした女って言うことになってしまった。

 

その間彼はずっと黙っていた。

 

最終的には、勝手にしろ!と勘当された。

 

私は、彼に「私、1人でも育てたいからね。あなたはわたしと暮らす?それとも戻る?ちゃんとここで決めて欲しい」

 

「あきぱんと一緒に育てるよ」

 

荷物をまとめて彼は実家を後にした。